2016年6月5日日曜日

詩#47 □凸凹

#47 □凸凹

ひきちぎられた女の服
ぶら下がる布片に
垂れ下がる縦糸
濡れた指先の雫
絡ませた糸を収縮させ
きつく締め付ける
凹凸表した本性に
無性の動物
感じるように舌でなじれば
無の性、□が対極に(擬態)して
柔和と痛みの屈辱に
新たな刺激を覚えさせ
朝露 光る蜘蛛の巣に
女の漏らした愛液 糸引けば
孕んだ赤子に□の(変態)を仕込む


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