2016年6月23日木曜日

詩#247 空

#247 空

空の厚化粧
一直線に紅指す
飛行機雲の薄化粧
夕日を朝日に見立てた
抗う僕の生活

ボクの薄目の助走は
少し目を見開いたのだろうか
ボクは薄目をしたという
少し目を閉じたのだろうか
横たわったままのボクは
選択肢にいつも溶け出している

いつの年号の空が美人であったのか
いつの西暦の星が醜美であったのか
いつの世代の花が美学であったのか

夕日は朝日で朝日は夕日だと
変わるはずのない太陽を
人は崇めて




#怖い詩

#エロい詩

#官能的な詩




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