2016年6月10日金曜日

詩#155 運命線

#155 運命線

色薄づいた堅い花芽
罰を与える
雌しべの刃に剥かれ
垂らす花蜜の施し
まるまる背筋に
嫉妬の詰る直線の爪とぎ
捨てた正中線の終着
悩殺の運命線に花開く


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