2016年6月10日金曜日

詩#156 調教

#156 調教

調教しきれぬ
白き姿の透き通る純朴
鈴虫の羽に穴を開け
変調したオクターブの
快感の鞭打つ響き
快音への変態
擬態する海亀の甲羅
赤縄となって締め上げ
調律された裸のピアノ
四つ這いとなって
見上げた主人
いたぶりの褒美を施す


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