2016年6月10日金曜日

詩#157 電話

#157 電話

白い電話の黒い受話器
焚きつけた燃えぬ言葉に
耳を捥ぎ
欲情の白手袋
艶めかしい口を開けさせ
ヒステリックな女陰
耐えしゃぶる熱移動
窓枠にひっかけた
開脚の足裏
朝日が暴く
室内の埃にまみれた
オーガズムに横たわる


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