2016年6月9日木曜日

詩#147 傘

#147 傘

青空の雨雲
鉄塔の恥ずかしがりは
紅白の下着を揃えた
白い煙凸の
捲り上げた白い雨
ひっかけられた傘の柄に
鍋蓋の落し蓋
煙幕となって
青い凹のさかり
感覚の磨ぎ汁
肉欲の求める斜日に
ひっくり返しの日傘



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