2016年6月5日日曜日

詩#49 砂

#49 砂

下半身にまとわりつく熱風
凍りつく冷気が脳天に騒ぐ
捉えきれない温度差の軋みに

花の蜜が地層に垂れ
異なる二つの色砂が
慰めあっては
海の砂浜に
指で掘られた恥穴へと
溶け崩れる


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