2016年6月6日月曜日

詩#76 愛

#76 愛

まだら模様の羽を紡ぐ
七変化の編棒が
襟元を刺し
燃え滓さえも燃やす
執念の愛憎
吊るされた黒蝶の下着
愛を放って眩ませては
落とした鱗粉で支配して
やわらかな花口
ささくれ立つ折られた編棒
黒蝶の変体が
ひとりの女だけに本性を果てる



#怖い詩

#エロい詩

#官能的な詩



0 件のコメント:

コメントを投稿