2016年6月7日火曜日

詩#87 骨鱗粉

#87 骨鱗粉

石臼で轢かれた骨の粉
惑わす蝶の羽に降り
虐めるように止まった赤新聞
裸体女の裂け目を隠し
僕の服従の花に
飢渇を覚えさせる
純朴な指先に張り付いた蝶
タトゥーに刻まれ
他の女を決して魅せない


0 件のコメント:

コメントを投稿