2016年6月9日木曜日

詩#101 万年筆

#101 万年筆

あなたの手で温もった
万年筆の荒い叫びに潜り込み
流れた甘い吐息の
濁点に沿う
殴り書きの苦悩
痛みに耐え忍んだ
極めた言葉に
ただ触れるだけ
余白に書き留められていたのは
契ったわたしの名



#怖い詩

#エロい詩

#官能的な詩




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