2016年6月5日日曜日

詩#63 自然と人工物

#63 自然と人工物

人口の森
息絶えた野生動物の屍体が
スプリンクラーの水に
舌を垂らして腐っていく
やがて残された
濡れた毛皮に蟻が 這い
自然と人工物の間の女
毛皮を身にまとう

女は何者であるか


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