生命の根源
切り落とされた斬花は
「美しいわね」と毒するように 愛でられて
「きれいね」と毒盛り 諭すように教えられ
白い手袋 あまった指先 火をつけて
指先が暖かいわ。と寝言が言わせ
白い杖の先っぽをひんまげては
白斬花がとぼけてみせる
声をひそめたあやかしに
斬花は鋭く尖った斬り口を
白い喉元へと焼き付ける
えぐれた乳房に秘めた女陰
鏡は決して真実を映さない
三面鏡で紅 をひくあなたの姿が
斬花に向けて毒を回し
艶やかな紅を引いた唇が
鏡越しのわたしの姿に
声をあげずに 唇を動かす
枯・れ・た・わ。と
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